とじる

りんごかもしれない…の作者の展覧会に行ったかもしれない…行ってないかもしれない行きました!
サポーターブログ

おはこんばんにちは!

支援員のOhtsukaです!

 

日々寒さの段階が進む中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

12月の半ばにどんぐりを拾うと、大体割れてますよね。

 

 

 

さて、今話題のあの展覧会に行ったかもしれないかもしれない。

 

 

ヨシタケシンスケ展かもしれない。です。

 

ヨシタケシンスケさんといえば、2013年にデビューされた絵本作家さん。

「りんごかもしれない」という作品でデビューし、「おしっこちょっぴりもれたろう」「もう ぬげない」など出版される作品はどれも、クスっと笑ってしまう日常の「あ~、なんかわかる~!」を詰め込んだ宝箱のような面白さと、パッと見て、思わず目を奪われてしまう可愛いキャラクターたちが特徴です。

子どもが普段思い描いている夢や妄想、そして、ちょっぴり大人への不満。

大人になって読むと、あの頃を思い出して顔を赤らめながらも思わず笑ってしまうあんな行動やこんな行動が、シンプルながらも独特なキャラクターによって描かれています。

そして、そんなキャラクターたちは、子どもだけではなく大人、そしてその先の人生についても触れていて、人の倫理観というか、価値観などについても考えてしまう作品もあって、幅広い方に親しまれています。

 

昨年から全国を行脚しており、栃木では10月~12月24日まで宇都宮美術館で開催されています。

 

 

今回、とある利用者さんから紹介されて、私も面白い!と思ったのですが…

ここで、「じゃあ、行きましょう!」では面白く…もったいない。

利用者の皆さんに、この展覧会について調べてもらい、プレゼンしてもらうことにしました!

11月の中頃から午後のプログラムの時間を使って、グループに分かれてヨシタケシンスケさんについて調べ、そしてこのヨシタケシンスケ展かもしれないについて調べてもらい、資料にまとめて発表してもらいました。

パワーポイントでプレゼンテーションとしてまとめるグループ。

ワードできれいにまとめて発表してくれるグループなど。

ヨシタケシンスケ展に行こう

(Aチームの製作)

ヨシタケシンスケ展について

(Bチームの製作)

 

すごくないですか??

皆さんの観に行きたいオーラをビシビシ感じて、これは行かない選択肢はないな、と。

 

期間も12/24までということなので、先日清々しい冬腫れの日に伺いました。

平日の開館直後なので、お客さんもまばらかと思いきや、たくさんの方で賑わってました。

 

障がい者手帳を持参していると、本人+介助者1名無料になる、ということでありがたく全員無料で入ることができました。

中ではなんと!写真撮っていいんですって!!

 

ですのでここから、ヨシタケシンスケ展かもしれない、そして観覧している利用者の姿をコレクションしちゃうかもしれない!(注:アド〇ック天国風)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

案内してくれたのはもうぬげない坊や

 

 

 

 

 

 

 

 

拾いホールにポツンとアンニュイな顔でたたずむ「アイツ」

早速ヨシタケシンスケさんの大学時代の作品「カブリモノシリーズ」に食いつく皆さん

一見タイルに見えるこれ、実はご本人のアイデアスケッチのカードなんです!

これらがズラーっと貼られているんですね。

自分が描いてある!っていって、この写真……ソックリで笑った!

こんな風に所々に作者のコメントが書かれた付箋があって、飽きさせないです。

地獄ってこんな感じなんですかね…

支援員の本間……なんか嬉しそう……Σ(゚Д゚;エーッ!

たぶん、これが正常な反応。

痛さに驚いて飛び上がってました。

私、腹抱えて笑いました( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

りんごを投げるっていうゲーム…結構人気だった。

りんごになってみま……りんご?りんご!?

お友だちが3人増えました。(嘘です…)

……あの後ろ姿!もしかして!?いやいなかったよ?

キャーキャー言われてました……ね!(……ね!?)

利用者の皆さんにとって、こんな気持ちを思い出にしてくれたら嬉しいな、と思いました。

 

まだまだいっぱい写真撮ったんですけれど、それでも貼り過ぎたのであと少し。。。

私が個人的にいいな、と思ったのがこれです。

ヨシタケシンスケさんが色付けを頑張ろう!とマーカーを買ったそうですが…

結局…

デザイナーさんに色をお願いすることになり、マーカーはほとんど使わず……以降白黒デザインが画伯の定番だそう。

そして、これが絵本作家の誕生の瞬間、とご本人が語っていらっしゃいます。

 

 

仕事でもプライベートでも、何かをしようとすると、何となく全部やらないと、とか。

自分がやらなくちゃ。

みたいな気持ちになること多いですよね。

 

でも、こんな風に、餅は餅屋…ってわけではないですが、得意な部分はそのまま伸ばして、苦手な部分は得意な人に任せちゃおう。っていう考え。

これって大事だなぁ、って思いました。

 

頑張って仕事をしていても、「どうしてもできない」って壁に当たるときがあります。

そんな壁に跳ね返されて、躓いてしまうこともあるでしょう。

でも、よく見たら、壁を迂回すれば…壁を叩き割ってくれる人がいれば…その先でおいでおいでしてくれる人がいたら…

意外とすんなり行けちゃう時もあります。

ヨシタケシンスケさんが、ヨシタケシンスケさんとして絵本作家として進む中で、できないというわけではもちろんないのですが、色付け得意な人に任せてしまえば、自分はアイデアを作り、絵を生み出し、そして絵本ができていく。

そうやって自分の得意を伸ばすことに集中したから、こうやって展覧会ができるほどに皆に愛されるようになったんだな、って思いました。

 

ディンクル就職支援センターに通所される皆さんも、何かしらの「苦手」を持っています。もちろん私もです。

そんな時は「出来ない事があったとしても、出来ることもたくさんある。そしてできることを伸ばして、出来ないことは少しずつ育めばいい」の気持ちで何事にもトライしてほしい、と話すことがあります。

今回、この展覧会に行くにあたって企画して発表するまでに、皆さんも悩み考え、そして話し合いながら苦手なところはサポートし合い、得意な部分は積極的に意見を出すなどして進めてきました。

観終わった後に皆さんに感想を聞いてみたのですが、プレゼンをして観に行った今回ともし何もせずに行ったら違いはあったと思うか?と聞いたところ、皆さん頑張って調べた分、より面白かった。や、企画発表してなければ、ただ観て終わっただけだったと思う。

など、自分たちでやったことで、より高みでの感動が味わえた、と喜んでいました。

一人だったら諦めてしまったかもしれませんが、ここには皆がいて、そしてその頑張りを私たちも全力でサポートしています。

 

もし、一人で悩んで前に進めない。壁に当たって跳ね返された。なんて思っているあなた!

ぜひ!ヨシタケシンスケ展かもしれないに行こ……私たちと一緒に一歩踏み出してみませんか?

皆で入口で記念撮影パシャリ!

そして、出口付近では一人一枚、「あなたのみらいはこれかもしれない!」と職業カードをいただきました。

お土産も買ってホクホク顔で事業所に戻って一枚。

家具職人やカメラマンなど、夢ある職業カードをそれぞれもらっていました。

支援員の私と本間…二人とも踊るカウンセラーだって…これは何かの偶然でしょうかね(笑)

 

 

 

 

 

…………ってか、まほうつかいて(笑)

 

かもしれない。じゃなく、あなたをずっと、まっていますよ(^▽^)/

 

 

では~!